【感想】これが警察学校の実態!? 小説「教場」の内容が過酷を物語っている。

ども、最近警察系の小説にハマってるaile と申します!

 今回は「教場」ということで「教場 2」ではないのでご注意ください。

 

テーマは”警察学校”ということでなかなか珍しいテーマとなっています。普段、警察系は事件とかの推理小説しか読んでなかったのでかなり新鮮でした。

 

紹介していくうえで多少のネタバレもあることをご了承ください。 

 

本の紹介

教場 (小学館文庫)

タイトル「教場」

 

著者「長岡 弘樹」

単行本のデビュー作として『陽だまりの偽り』であり、この「教場」では”このミステリーがすごい!”で2位を受賞されました。

他の作品としては「傍聞き」「波形の声」「白衣の嘘」などがあります!

 

 

あらすじ

希望に燃え、警察学校初任科九十八期短期家庭に入校した生徒たち。

 

彼らを待ち受けていたのは、過酷な白髪教官・風間公親だった。

半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即退校という結果が待っている。

 

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。

それが、ここ警察学校だ。

 

おすすめポイント

過酷さが伝わる

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まず思ったことは…

 

「え…そこまでしちゃう!?」

 

ってくらい厳しさが伝わってきました。

少し調べてみると警察が不祥事を起こした時、「あいつの出身した教官は誰だ?」と警察関係に思われます。

なので、教官たちはそういうことを防ぐために厳しくするらしいですね。

 

私自身は身の回りに警察学校を経験している知り合いがいないため、実際のところはわかしませんが、

友人に公務員試験で警察を受けたことを聞いてみたら面接はゴリゴリの圧迫面接だったとか…笑

 

そして、あらすじでもわかる通りこの「風間公親」がなんと言っても洞察力凄すぎ!笑

嘘をついた瞬間ダウト!並です。

 

あ、ちなみにこの風間公親は白髪頭のおじいちゃんで、他の教官たちと比べると仏のような感じです。

ほかの教官なんて、ドs、暴力最高、感じ悪い、みたいの人ばっかりなのでそういう人たちから比べると良い方ですね。(厳しいのはカワリマセンガ。笑)

 

しかし、よく耳にするのが”警察組織は"縦社会”なんて聞きません? って、警察だけに限ったことではでないのですが…笑

 

私はまだ学生でバイト経験もないため社会の厳しさを知らないビギナーユーザーなので、今からもうびくびくしています。 

 

章ごとのストーリーが面白い

 

私の一番のおすすめポイントはここですね

全部で第6章あるのですがその6章はそれぞれ主人公が違い話が進んでいきます。

 

完全に出てこない!というわけではなく他の章でもたまーに出るくらいです。

そして、なんと言っても”陰湿な人間関係”とそれによって壊れる”友情”の表現が上手だなと感じました。

 

これを見ていると「あ、人を裏切るのはやめとこ」と思えるものもあるくらいインパクトが強かったです。笑

実際の現実で友情にひびが入るのは嫌ですが小説のフィクションだと結構見入ってしまうんですよ。(趣味悪いって思われそう…笑)

 

その点に関して個人的に一番好きな章は「第3話の蟻穴の話」です。

いやーこれは想像したら思わず少し気持ち悪くなるくらいの破壊力があり、「人間ってこわ…」ってきっとなるでしょう。

 

・簡単に内容を要約しますと、

仲の良い2人の学生のうち一人は白バイ隊を目指しており、白バイ隊では身体は常に健康でなければいけません。

しかし、互いの友情ともう1つ大事なものを失う”きっかけ”が…

 

多分ですが、私の文章力だとあまり上手く伝わってない気がします。笑

しかし、要約しすぎると著作権にひっかかる可能性があるのでこの辺で。

ここで、重要になってくるのが”です。

 

仲良くなったのも”蟻”がきっかけで最終的に失う災厄をもたらしたのも”蟻”という皮肉たっぷりな章となっています。

この章と似ているのが第2章の牢問というお話なので、2章が好きな方はおそらく3章も好みだと思われます。

 

ちなみに、牢問とは…

 牢問

江戸時代後期,笞(むち)打ち・石抱き・海老(えび)責めの三種の拷問の称。釣り責めなど拷問蔵で行う拷問とは区別された。牢問い。

 

引用元:牢問とは - 歴史民俗用語 Weblio辞書

 はい、拷問ですね。なんと恐ろしい…第2章のほぼタイトル通りの内容となっているのでこうご期待です。

 

こんな方におすすめ

・警察関係に興味ある

・テンポの良いストーリー展開を読みたい

・それぞれ登場人物が成長していく姿を見たい

 

主にこの三点のうち1つでも当てはまった方は読んでみてはないと思います。

それにちゃんと伏線がラストで回収されて、個人的にあの終わり方は結構好きです。

 

しかし! 裏の背表紙に「すべてが伏線。一行も読み逃すな」と書いてありましたが、さすがにすべてに伏線はなかったので注意です!

そこに期待して読むとガッカリする可能性がありますので、そこは気にせず読みましょう。

 

まとめ

 これはかなり読んでよかったですね。気になってAmazonレビューを見てみたら☆3だったので驚きました。

低評価をつけている方の多くの声が、「すべてに伏線?これは騙されたわー。」という意見が多かったです。

 

そこさえ気にしなければちゃんと伏線もありましたので楽しめると思います!

 

さて、今回はこの辺で。

ではでは!

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