住野よる「また、同じ夢を見ていた」あなたの本当の幸せは何ですか?

 

 

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ども、アイルと申します!

 

 今回は「君の膵臓を食べたい」で一躍ヒットした住野よるさんによる作品です。

 

読み終えて調べて見たのですが、実は長い年月をかけてデビューされたことに驚き!

 

本の紹介

タイトル「また、同じ夢を見ていた」

 

著者「住野よる」

 小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載していた『君の膵臓をたべたい』で小説家デビュー、同作が2016年の本屋大賞にもノミネートされた。

 

 あらすじ

賢いけど周りをバカにしてしまう少女。

自分の身体を傷つけてしまう女子高生の南さん、季節を売りとしている職業のアバズレさん、

一人静かに草原でこっそり暮らすおばぁちゃん。

 

やり直したくてもやり直せない、人生において「幸せ」とは何か


今が上手くいかない人へ全てに送る感動の物語。

 

また、同じ夢を見ていた

 

登場人物

あらすじでも書きましたが、もう少し詳しく書いていきます!

 

小柳奈ノ花〜話の主人公。本が大好きで賢い小学生の少女。 しかし、周りのことを馬鹿だと思っているため、クラスでは友達がいない口癖は「人生とは〇〇」。

 

南さん〜両親が事故に遭いリストカットを繰り返す女子高生。ノートに小説を書くのが好き。

 

アバズレさん〜季節を売る仕事をしており、奈ノ花の良き相談相手。とても賢くて、昔は本が好きだった。奈ノ花とよくオセロをしている。

 

おばぁちゃん〜お菓子作りが得意で奈ノ花が遊びに来たらよく振舞ってる。1人で一見幸せそうに暮らしている。

 

ひとみ先生〜クラスのみんなに愛される先生。質問すると何でも優しく返答してくれるが、たまに的はずれのことを言う。

 

桐生くん〜奈ノ花の隣の席の子。絵を描くのが好きでよく描いている。しかし、周りには隠して少々気弱な部分があるがある。

 

荻原くん〜本が好きで奈ノ花とお互いに読みあった本を話している。友達も多くて人気だが、あることがきっかけで奈ノ花を無視するようになる。

 

 おすすめポイント

幸せについて、色んな考え方に出会える

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 小学生に幸せってなに?と聞いたら

「ゲームが出来ること」「美味しいご飯を食べること」といった普通のことを考えますが、周りより賢い奈ノ花は「そんなのありきたりすぎる」と考えます。

周りをアッと驚かせよう色々考えますが全く思いつきません。

 

いやー確かに幸せって深く考える機会って少ないですよね。

私も考えてみましたが"本当の幸せ"って何だろうと答えは出ませんでした…

 

そこでおばあちゃん、南さん、アバズレさんに相談しに行くことに。

 

3人とも非常に素敵な考え方

心に染みるというか、幸せについて深く考えられるというか…。

 

普段何気なく過ごしている中にも小さな幸せってたくさんあるんだな、と気づかされました。

 

中盤〜後半にかけて物語がとてつもなく変化していく

 ここが1番オススメしたいポイント!

めまぐるしく回収される伏線に驚き一言です。

見逃してた伏線も「あ、こういう意味だったんだ!」と後から分かるので分からなくても物語を楽しむことが出来ます。

もちろん分かった方が何倍も楽しめます。笑

 

個人的におばあちゃんの話がわかりづらかった印象ですね。

おばあちゃんだけ独特の雰囲気があって、なかなか伏線に気づきにくかった。
 

また、三人の会話の節々に感じさせられる共通点に注目ポイント。

「あれ、ここが共通点かな。」と仮説を立てながら読み進めてくとより面白いです!

一見何にも共通点が内容に思えますがよくよくジッと目を凝らしてみて下さい。笑

 

あとは、序盤と終盤文の書き方が若干違うように感じました。

最初は”小学生の作文風”でしたが、最後には”大人の書き方風”に変わってて素敵です。

 

人生とは〇〇である、例えが面白い

奈ノ花は「人生とは○○」という例えをよく使います。

その例えが秀逸すぎる、小学生とは思えないくらい上手い!

 

・「人生とはプリンみたいなものってことね」

・「人生とはダイエットみたいなものね」

・「人生とはクジャクの求愛みたいなものよ」

・「人生とは冷蔵庫の中身みたいなものだもの」

 

 意味を聞くまでわかりませんでしたが、聞いて納得するものばかり。

この中で一番好きな例えは「人生とは冷蔵庫の中身みたいなものだもの」です。

 

なんだか心に一番しっくりくる例えで感動しました。

きっとどれかは印象に残る言葉があると思います!

 

 孤立する奈ノ花とクラスメイトの関係

主人公である奈ノ花は周りのことを「バカ」だと思っているので当然孤立します。

その中でも話しかけてくれる荻原くんは良い人だな、と最初は思っていました。(最初は…)

同じ本好き同士で話がよく合ってお互いに盛り上がり、よく話しますが荻原くんはクラスの人気者。

奈ノ花とは対極的な存在のため、よく男友達といます。

 

この時点ではよく話ですが問題はここから!

 

隣の席である桐生くんに関係して問題が発覚してしまいます。

彼の性格として、非常におとなしいタイプで自分の意見をはっきり言えない子。そのため、問題以降は奈ノ花と同じく孤立してしまいます。

 

中・高校生は少ないですが、小学生で重大な問題以降やけにバカにする子が一人はいるじゃないですか。

まさにそんな感じで周りからバカにされる生活を送ってしまうことに。

 

担任であるひとみ先生から桐生くんのフォローを頼まれますが…

奈ノ花→気が強い

桐生くん→おとなしい

 

…。

合うはずがありません。

 

お互いぶつかり合ったり、意見が合わなかったりなどなど…

しかし、物語が進むにつれて「幸せ」はみんな違ってみんな同じということに気づきます。

 

まとめ

 

 住野よるさんの作品を初めて読んだのですがとても温かい気持ちになれる作品でした。

デビュー作である「君の膵臓を食べたい」や「かくしごと」も読了しだい更新していきたいと思います!

 

さて、今回はこの辺で。

ではでは!